S-Collection株式会社 イベント運営について

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夏といえばフェス!野外フェス市場はこうして拡大した!

「夏=野外フェス」の定着化

日本ではじめて開催された野外フェスは、1997年に開催された「FUJI ROCK FESTIVAL」です。それから20年以上が経ち、全国各地で野外フェスが開催されるようになり、観客動員数も年々増加しています。近年、音楽市場に大きな変化が起こっています。2006年時点で、邦楽CD市場は2,600億円の市場規模があり、興行市場(ライブビジネス)は900億円でした。2015年時点では、邦楽CD市場は1,600億円まで減り、逆に興行市場は3,200億円に拡大しました。
今年行われた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」では、観客動員が4日間で過去最大の27万6,000人を記録しました。CD市場とは対照的に、なぜ興行市場が成長しつづけているのか、その要因を紹介します。

 

1.大物アーティストの野外フェスへの進出

最近では大物アーティストが野外フェスに出演するようになってきています。昨年のROCK IN JAPAN FESTIVALでは、B'zが初出演を果たし話題になりました。
ほかにもゆずやポルノグラフィティなどのキャリアを積んだ大物アーティストの出演が実現しました。今年は、サザンオールスターズ松任谷由実が出演しました。長年音楽シーンを牽引してきたアーティストが出演することで、幅広い層に野外フェスが認知されるきっかけをつくりました。結果として、ファンの裾野がひろがり、動員数の増加につながっているといえます。

 

2.バンドのメディアへの進出

野外フェスの市場拡大のひとつの要因としてバンドのメディア進出があります。2015年に、ロックファンの中で圧倒的人気を誇るマキシマムザホルモンが、アニメ「ドラゴンボール」の映画の挿入歌に起用されました。2016年には、テレビ番組「アメトーーク」の企画で「フジロック芸人」が放映されました。その後、「夏フェス芸人」も同年に放映され、野外フェスの魅力が知られるきっかけをつくりました。
昨年、テレビCMでは、WANIMAがauのCMに起用され話題になり、年々バンドのメディアへの露出が増加しています。バンドのメインの活躍場である野外フェスの人気を押し上げたひとつの要因といえます。

近年、CD市場とは対照的に成長しつづける興行市場を一例として、「形のあるモノ」にお金を払う「モノ消費」から、「体験するコト」にお金を払う「コト消費」に世の中全体がシフトしています。S-Collection株式会社は、こうした世の中の流れに柔軟に対応し、お客さまの心に残る商品やサービス、さらにはそれを利用することで価値ある体験を提供していきます。