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意外なポイントが共感を呼ぶ!?世界からみた日本のサブカルチャーイベントの魅力とは

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世界中で愛される日本のポップカルチャー

現在、日本のアニメ、漫画、またはゲームを中心としたポップカルチャーのイベントが世界中で開催されています。たとえばアメリカのアニメセントラルは、シカゴで開催される北米トップ5に入るイベントです。
なぜこれほど日本のポップカルチャーが世界中で大人気なのでしょうか。
今回は、日本のポップカルチャーの人気の秘密について紹介します。

1.今や「Otaku」が世界の共通言語に!?

元々、ポップカルチャーとは、伝統的ではない大衆向けの文化、という意味ですが、最近では、これとは少し異なる意味で使われることもあります。

例えば、外務省のホームページ*1では、ポップカルチャーについて、以下のように紹介しています。

ポップカルチャーとは、大衆向けの文化全般のことを表しますが、現在では「訴求力が高く、等身大の現代日本を伝えるもの」という意味でも使われます。具体的には、漫画、アニメ、映画、ゲーム、ライトノベル、ポピュラー音楽、テレビなどのことを指し、世界に向けて多種多様な作品が紹介されているだけではなく、各国で日本のポップカルチャーの魅力を発信する様々なイベントが行われています』と紹介しています。


実際、日本のポップカルチャーのイベントはアメリカ、フィリピン、あるいはロシア、フランスなど、世界中の国や地域で開催されており、中には3万人以上の規模となるイベントも開催されています。
イベントの種類もコミックマーケットのような同人誌即売会だけでなく、コスプレ、カラオケ、メイドカフェ、ホストクラブイベントなど、さまざまなかたちでイベントが開催されています。

 

2.日本の外交手段としても大活躍!

近年では日本に対する理解や信頼を深めるための重要なツールのひとつとして、日本政府もポップカルチャーの海外進出に力を注いでいます。2007年には国際漫画賞*2を創設、2009年には世界コスプレサミット(WCS)*3の実行委員会として外務省が参加しており、アニメ文化大使*4の各国への要請など多くの活動を行っています。

なぜポップカルチャーは世界中の人々をこれほどまでに魅了するのでしょうか。
これについてTokyo Otaku Mode*5創業者CEOの亀井智英氏は、「日本が島国であまり外圧を受けなかったため独自の文化が育つ土壌があった」(Public Relations Office ウェブサイトより引用*6)と語っています。
くわえて、亀井氏は、「例えばアニメは興行規模では欧米のほうが大きいですが、米国のヒーローは初めから圧倒的に強くたくましいのに対し、日本のヒーローは弱い者が苦悩してやがて強くなる成長譚としての要素が強く、そこに海外のファンから共感が寄せられています」(同サイトより引用*6)とも語っています。

日本のポップカルチャーが人気を博した背景からは、より高い目標へのチャレンジや、それにともなう成長、または仲間との協力を大事にする価値観が、国境を越えて共感を呼んでいることが見受けられます。

S-Collection株式会社も企業様と協力し、性別、地域、人種にとらわれずに多くのお客さまを笑顔にしていくイベントの企画、運営をしてまいります。


*1:出典:”わかる!国際情勢 vol138 2016年1月7日 ポップカルチャーで日本の魅力を発信!”.外務省ホームページ.https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol138/index.html ,(閲覧日 2019年3月15日)
*2:2007年、当時の麻生外務大臣が、世界に広がる漫画文化を通じて国際交流と相互理解の輪を広げることを目的として創設された。
*3:2003年より名古屋で開催されている世界最大のコスプレイベント。優勝チームには外務大臣賞が授与される。2015年には26の国と地域から参加者が集まった。
*4:諸外国で日本のアニメ作品を上映し、日本アニメに対する理解を深めるとともに、日本そのものへの関心につなげることを目的としている事業。
*5:日本のポップカルチャーを世界へ発信している企業。Facebookページの海外ファン数は1800万人以上で、ECサイトのTokyo Otaku Mode Premium Shopの運営も行なっている。
*6:出典:”海外が求めるオタクカルチャーとは”.Public Relations Office − the Government of Japan.