S-Collection株式会社 イベント運営について

S-Collection株式会社の数百~数万人規模のイベント企画・運営・コンサルティング事業

ハラル対応ワゴン車で満足度を上げる!イスラム教徒ではない人にも新しい経験を!

来た人みんなを満足させたい!


お祭りやフェスでの食事はいつもと違う雰囲気で、特別なおいしさがありますよね。なにを食べられるのかがイベントに向かう動機になることもあるでしょう。イベント運営者としては、来場したすべての人に食事の面でも満足して帰っていただきたいものです。そのためには、なんらかの理由によって食べられるものに制限がある来場者への配慮も欠かせません。今回はそのひとつ、「ハラル」についてご紹介します。

 

1.ハラルってなに?どうしたら対応できる?


「ハラル」とはイスラム教における食べ物の扱いを中心としたルールのことです。統計によって差はありますが、日本には10~20万人のイスラム教徒の方がいるといわれています。豚やお酒を口にしないというルールがあることは知られていても、消毒用のアルコールの使用や添加物としてほんの少し入っている豚由来の成分もダメだということはそれほど知られていません。このようなハラルのルールに則っている食品であることを証明するために「ハラル認証」を与える機関もあります。ハラル認証を取得するのはなかなかハードルが高いものです。だからといって、イスラム教徒の方からイベントで楽しみにしている要素のひとつである食べ物を取り上げるわけにはいきません。
そこで活躍するのがワゴン車によるフード販売です。スイーツや食事など、いろいろな種類のワゴン車販売が各種イベントで活躍していますが、その中にハラル認証を取得しているものも存在しています。


2.異文化に対応したイベントづくりが日常を変える!


ワゴン車の利点はキッチンで調理したフードをどんな場所へでも移動して提供できることです。ハラル認証では調理環境や運送、陳列についての配慮も求められるため、ワゴン車での販売はうってつけです。スポーツの国際交流試合や海外視察団の受け入れのように、食べ物を持参することも、会場の外に食べに行くのもむずかしいようなイベントではぜひ導入したいものです。ハラル認証を明示して「このワゴン車の食べものは大丈夫」ということをはっきりと伝えられるので、余計な不安を取り除いて、よりいっそうイベントを楽しんでもらうことができます。
ハラルフードを求めるのはイスラム教徒の方だけではありません。一例として、30~40人いるイスラム教徒の留学生のために、2015年からハラルに対応したワゴン車を導入した上智大学が挙げられます。それまで不便を感じていたイスラム教徒の学生だけではなく、一般の学生と教職員にもたいへん人気となり、2016年にはハラルフード専門の食堂を設けるまでになりました。
このように、手薄になっていた分野への配慮を先進的に取り入れることで、必要とする人に安心を提供し、そうではない人々には新しい文化との出会いのきっかけを提供することが可能です。

S-Collection株式会社は、来場者のニーズに応え、新しい価値を紹介することで、より多くの参加者が楽しめるイベントをつくっていきます。