S-Collection株式会社 イベント運営について

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夏の風物詩がオンラインで楽しめる!オンライン花火大会とは

自宅が特等席に!いつでもどこでも花火大会を楽しもう!

日本の夏の風物詩である「花火大会」。
花火大会は日本の夏を象徴するイベントのひとつですが、今年は多くの花火大会がが中止・延期となってしまいました。
花火大会の中止により、花火を製作する花火師達も休業に追い込まれ、製作していた花火玉は活躍の機会を失ってしまいました。

こうしたなかで行われはじめたのがオンライン花火大会です。
オンライン花火大会が行われ始めた当初は、花火の風景を撮影しオンライン上で映像を配信することが目的のイベントがほとんどでしたが、最近では、さまざまなタイプのオンライン花火大会が行われ、注目を集めています。

 

今回は、こうしたさまざまなオンライン花火大会について紹介します。


観客0人で打ちあがる花火

オンライン花火大会が従来の花火大会と大きく異なる点は、多くが花火大会にも関わらず花火を打ち上げる日時や場所は非公開という点です。
オンラインで公開するための撮影が目的のため、集客は行わず打ち上げ場所に観客はいないことがほとんでです。

 

花火競技大会Online~世界にとどけ!希望の光」では、6月9日に打ち上げを行い、6月28日にYouTubeで配信するという形でイベントを開催しました。このイベントでは花火師の腕を競う花火競技会と約2500発の花火からなる連続打ち上げ花火をオンラインで観客に配信しました。 

 

この映像は地上からの視点だけではなく、ドローンを使った空からの映像も活用し、さらに花火の音とピアノによる演奏を融合させて作られた映像作品となっています。
リアルで見る花火大会も素敵ですが、オンラインであればいつでも、どこにいても花火が楽しめるようになり、花火大会の新たな可能性が広がったのではないでしょうか。

オンライン花火大会の多様化する形

オンライン花火大会は様々なコンセプトで実施されています。

 

先述の「花火競技大会Online~世界にとどけ!希望の光」では、「お世話になった花火師たちの力になりたい」「現状に苦しむすべての人々に、花火の力で元気と希望を届けたい」という強い想いからイベントが立ち上げられました。旅行会社との連携やクラウドファンディングの活用など、これまでの花火大会とは異なる手法でイベントが成り立っていることも大きな特徴です。

 

また、リアルの花火大会とは違った楽しみ方を提案しているイベントも行われています。
江崎グリコ株式会社では、新商品の発売に合わせて、8月14日に「クラッツ大人のオンライン花火大会」を開催しました。
商品を購入した方の中から抽選でオンライン花火大会に招待するというものになります。

 

このイベントは花火のプロである花火師の方が過去の花火大会から優れた花火を選んで作られた、花火大会の映像を鑑賞できるというものです。
参加者は抽選で招待され、映像の中でプロの解説を添えて鑑賞できるということで、リアルの花火大会とは一味違った価値が上乗せされています。

OMO型イベント。今までの当たり前が付加価値に

新しい生活様式の広まりによって花火大会に限らず昨今のイベントはオンラインでの開催が一般的になってきました。その一方で、今までは当たり前だったリアルなイベントの価値が高まり、オンラインとオフラインを組み合わせた「OMO型イベント」が登場しています。
OMOとは「Online Merges with Offline」の略称で、オンラインとオフラインを融合した形態のことを指します。

 

花火大会においては、現在2020年の10月31日に岩手県がメイン会場として開催される「三陸花火大会」がOMO型花火大会として開催が予定されています。

 

OMO型の花火大会は実際に会場で打ち上がる花火を見るオフラインの楽しみ方と、どこにいても動画で花火を見るオンラインの楽しみ方の両方ができる花火大会です。
クラウドファンディングで支援すると有料LIVE配信を視聴できるそうなのでのオンラインで楽しみたい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。


一口に「オンライン花火大会」と言ってもその種類は様々です。
また、オンライン化することで今までにない付加価値が生まれる一方、これまで当たり前だったオフラインのイベントにも価値が見出されるようになり、新しい生活様式に伴う変化が起こっています。


S-Collection株式会社も、世の中の動きに柔軟に対応しつつ、お客さまのニーズに応えていけるように精進していきます。