S-Collection株式会社 イベント運営について

S-Collection株式会社の数百~数万人規模のイベント企画・運営・コンサルティング事業

オンライン動物園の登場!新たなイベントの形

自動操縦ロボットで動物園を探検

ニューノーマル」という新しい生活様式に移り変わろうとしているなか、「イベント」の形も変わりつつあります。
従来のイベントはどれだけ会場に集客できるかを重要視していましたが、今では人との接触をなるべく減らすように移り変わっています。
世の中の変化に合わせて柔軟にお客さまのニーズに合わせるためには、リアルだけでなくオンラインの活用が必要になってきます。

 

たとえば、フィットネス業界のサービスは、これまでのようにジムに行き、多種多様な器具を自由に使えるサービスから、オンライン上でトレーナーからの指導を自宅で受けながら、トレーニングを行うサービスに変化しています。

 

様々なオンラインサービスが提供されるなか、日本の動物園ではオンラインとリアルを上手く融合したイベントがつくられようとしています。今回はその事例を紹介します。

ご自宅から動物園に入園!オンラインで360度ビュー体験

今回紹介するのは以前レッサーパンダの「風太くん」で話題となった千葉市動物公園です。
都内から1、2時間の距離にあり、特徴は7つのゾーンに分けて動物の生態を見ることができます。

 

この千葉市動物公園では、2020年5月におもしろいイベントを行っていました。
それは、自動運転ロボットを遠隔操作して園内を観覧することができる世界的にみても事例が少ないオンラインイベントです。

 

このオンラインイベントでは、参加者がロボットを遠隔操作することで、360度ビューで動物園を体験できます。

 

「自宅にいながら動物園を見てまわることができる」という画期的なアイデアによって、お客さまのハートを掴んだアイデアになりました。

そして、千葉市動物公園のすごいところはこのオンラインイベントを単発で終わらせなかったところにあります。

元々は自宅から動物園を見てまわる遠隔操作を目的として活用されたロボットでしたが、オンラインイベントが終了した後も、ロボット目線の映像をダイジェストムービーとしてホームページに掲載することで、動物園の紹介映像としたのです。

 

その結果、オンラインイベントに参加した人が動画で見返したり、オンラインイベントに参加できなかった人も参加したかのように疑似体験することができ、このムービーを見て興味を持った人が実際に動物園に来園するようになりました。

いつでもジャングルツアー。ロボットの自動運行で楽々周回

千葉市動物公園はお客さまに対して、ロボットで撮影したダイジェストムービーをオンラインで配信することで、動物公園のイメージを事前に伝えることが可能となりました。


そして、実際に動物公園に訪れて動物たちと触れ合うことで、お客さまはイメージ以上に動物公園を楽しむことができ、より高いお客さま満足度を実現することができたのです。

 

さらに、千葉市動物公園に行けば、オンラインイベントで遠隔操作をしていたロボットが、今度は1人乗り用の自動周回ロボとして出迎えてくれます。
オンラインでムービーを見ていた人は、動物に会いに行くだけでなく、「実際に動いているロボットを見る」という理由から動物園に行く人が増えるのです。
こうして、千葉市動物公園はオンラインイベントを活用することで、リアルの集客に成功しました。

 

また、自動周回ロボットの登場により、足腰に不安がある年配の方や子供も安全に動物園を楽しむことができるようになり、お客さま層も拡大しました。
千葉市動物公園はお客さまのニーズをよく理解していたからこそ、オンラインとリアル融合に成功しました。

 

S-Collection株式会社も、世の中の動きに柔軟に対応しつつ、お客さまのニーズに応えていけるように精進していきます。