S-Collection株式会社 イベント運営について

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地域活性化!個性あふれる町おこしイベント~石川県輪島市編~

「あぜのきらめき」から学ぶ「盛り上げる工夫」とは?


「あぜのきらめき」は、稲作が終了した毎年10月中旬~3月にかけて開催するイルミネーションイベントです。このイベントは、世界農業遺産「能登里山里海」の代表的な棚田として注目を集めている石川県輪島市の白米千枚田(しろよねせんまいだ)で開催されます。輪島市は人口約3万人の輪島塗で有名な市ですが、「あぜのきらめき」の開催期間中には人口の3倍にあたる約9万人が訪れます。今回は、輪島市が冬の観光客獲得に向けて力を入れている、この白米千枚田イベントになされている工夫について紹介します。


1.イベント成功のカギを握る「ほたるびと」

「あぜのきらめき」は、棚田のあぜに約2万個のソーラーLED電球(通称ペットボタル)を設置し、毎晩イルミネーションを楽しむことができます。日没後、暗くなるにつれて自動で点灯し、棚田特有の曲線とあいまって幻想的な風景がつくりだされます。このイベントの肝となる2万個のソーラーLED電球は、「ほたるびと」と呼ばれる多くのボランティアスタッフによって設置されます。2017年は約300人の「ほたるびと」によってペットボタルが設置され、世界農業遺産とイルミネーションをかけ合わせたユニークなイベントのボランティア体験が、口コミでも話題となっています。


2.マイ田んぼが持てる!?オーナー制度

「あぜのきらめき」を今後も続けていくためには、白米千枚田の美しい景観を守っていく必要があります。その取り組みとして、輪島市は2007年より「マイ田んぼ」をもつことができるオーナー制度を取り入れています。実際に自分の田んぼをもつことで、稲作の苦労や喜びを体感でき、地元農家の方と交流を深めることができます。会員には、収穫米や特産品などが送られる特典もついていて、年々会員数が伸びています。また、この町おこしに賛同する著名人には特別名誉会員として活動してもらっていて、なかには元首相や人気女優もいます。世の中に影響力がある人のサポートと、人に言いたくなるネタを提供していることが、集客成功のカギとなっています。

S-Collection株式会社では、参加者やスタッフなど関わる全員が一体となってひとつのイベントをつくりあげることにこだわっています。石川県輪島市の例にならい、斬新な企画と情報発信によって、世の中で話題となるイベントづくりや運営に努めていきます。